ノリでファンクラブなんてこっ恥ずかしいものを始めてしまいました。
櫻井千姫です。
ファンクラブと銘打ってはいますが、コンセプトは「頑張る人を応援するクラブ」。
月イチのメルマガ配信のほか、募集した
小説、詩、俳句、短歌、イラスト、写真、動画などをみんなでシェアしたり
自分ビジネスをしている方はその告知も自由にできる。
そんな、みんなで集まってワイワイやれるクラブをイメージしています。
とりあえず千姫は、会員限定でエッセイ配信などやってみようかと思います。
というわけで、今日は「弥生桜」に続き、2月に集英社オレンジ文庫から発売された
「線香花火のような恋だった」の裏話。

この本は、お話をいただいてから発売まで一年以上かかってしまった大作です。
いや、中身は普段本を読まない方でも一、二時間あれば読めてしまう
小学生から読める本なのですが。
何しろ、修正作業、校正が大変でした。
さすが集英社さん。プロットの段階から校正に至るまで、仕事が丁寧です。
オレンジ文庫はライト文芸の中でもかなり売れているレーベルで
この度、中高生向けの本も出していこう、ということで
柴野理奈子さん、菊川あすかさんに続き私が三発目なのですが
いや、お二人の作品がまっすぐで甘酸っぱい胸キュン青春恋愛ものに対し
私が高校生のピュアな恋を書こうとしても、ダメですね笑
どうしても、エロくなります笑
中高生の恋愛において性を排除するのは不自然だという作者の個人的信念からです。
このシーンだったら男子は絶対胸か脚見てるだろ! ってねw
そういう千姫が書いているので、今までのオレンジ文庫青春レーベル
とは一味違う、パンチの効いたハラハラドキドキさせるストーリーに仕上がりました。
ハラハラドキドキ感、というのはどの作品でも大切にしているところです。
先の見えない展開だからこそ、読者はページを捲りたくなると思うので。
じっくり読んでくれてもいいのですが、「徹夜で一気読みしてしまいました」
なんて感想をいただけると、とっても嬉しいんです。
少し作品に言及すると、主人公雅時は特殊な能力がある故、「自分は死神」と思い込み
周囲の人間を馬鹿にして生きている男の子。
彼が自分を守るためには、その虚勢が必要でした。
そんな雅時に接近する陽斗美は、雅時とは正反対の「クラスの天使」。
明るくて無邪気で女の子らしい女の子、をイメージして書きました。
時々天然な言動が見られるのはご愛敬。まぁ、私が書いてますからw
接近する二人を邪魔する藍が物語をどうかき回していくかも注目です。
そんなこんなで、ぜひよろしくお願いします。
これを書いている今、テレビでは「大災害レベル」だなんて知事だか
経済担当大臣なんだかよくわからないけれど、とにかく偉い人が言っています。
こんな状況なので、本屋さんに行ってください、とは言えません。
特にライト文芸は小さな本屋さんではまだ取り扱っていないところも多いので
大きな本屋さんに行くと、その道中公共交通機関でクラスターになる恐れもあります。
もしお近くに小さな本屋さんがあったら、注文してみてください。
そんな本屋さんもない!という方はネットを活用してください。
こういう時だけど、こういう時だからこそ、物語の力で
みなさんの心に爽やかな風を吹かせることができればいいなぁ、と思っています。
それではみなさん、週末は家にいましょうね。
コロナの終息を願って。
ヴィクトリー!!(人類がコロナに勝利した姿をイメージして叫んでください)
Comments