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執筆者の写真櫻井千姫

作家という生き物

こんばんは、千姫です。


今日は読書と執筆にほぼ費やしました。


コロナ禍の前には考えられなかった、あまりにも作家らしい生活。


ちゃんと朝遅く起き、朝風呂に入ってます。


作家らしいでしょ?笑


読み終わったのはこの本。

チャールズ・ブコウスキーという人は


千姫の大好きなニルヴァーナのカート・コヴァーンにも影響を与えたと言われている方なのですが


作家として詩や小説など多くの著作を残しながらも、労働者として人生の大半を過ごし、晩年になってようやく名声を得た方です。


その方が晩年書かれた日記がこちらで、なんと30年近く前の日々が作家なりの視点で、克明に綴られてます。


日記といっても、書いてあることはほぼエッセイですね。


競馬場に行ったとか、有名人なブコウスキーさん、街で声をかけられたりとか、怪我をしたりとか、コンピューターが故障したりとか。


そんな日常のこまごまとしたことが書かれながら、文の大半は彼の哲学、彼の心情で綴られています。


ブコウスキーさんなりの作家としての在り方が学べるので


ブコウスキーファンとしては嬉しい一冊。


なかなか、面白いこと言うんですよ。


過去の作家の名前を出して、この人はほんとに実在していたのか、なんて。


たしかにそう言われれば、その人が書いたことになってるだけで、別の人が書いている可能性もあるわけですよね。


そんなこと考えてたら好きな文学の世界が引っくり返っちゃいそうですが


こういう、物事を疑う視点って作家としては大事だなーと思います。


私に一番、欠けてるものですからね。


Aという人にAと言われればAが正しいと思ってしまうし


Bという人にBと言われればBが正しいと思ってしまう。


素直じゃなくて、ただ馬鹿正直なだけですw


要は馬鹿ですw


人の言うことをすんなり信じないで、「それって本当かな」と疑ってみること。


作家にとっては、必要な能力です。


たとえばある人が「ブラック企業に務めていて、病気もあって、生活が苦しくてもうどうにもならない」


と言ったとしても、じゃあまずなんでそんなブラック企業に務めることになったのか、どうして病気になったのか、考えなくてはならない。


「それは大変ですね」で終わっちゃいけないんですよ。


こういう能力があると結構人からは面倒臭がられますが(笑)


作家というのは基本、面倒臭い生き物です。


気難しいし、すぐ屁理屈こねるし、ナルシスト。


というか、素直な人でも作家を長くやってれば大体そういう生き物になるでしょう(^^;)


作家は文章を書く能力には優れていても、人とのコミュニケーション能力が低い人も多いですが


気難しくて屁理屈こねるナルシストが協調性あるわけありません(笑)


まぁ、コミュニケーション能力自体は低くても、人への思いやりや気遣いがあればいいんじゃないかと思うんですよね。


仕事のメールのやり取りにも、時候の挨拶を付けたり、最後に相手を気遣う一文を入れたりとか。


千姫はいろいろ足りてない人間、いや、いろいろ足りてない妖精なので


そういうところはきちんとやるようにしています。


たかがメール、と侮ってはいけませんからね。


それでは長くなってきたので、このへんで締めます。


今日も、人類がコロナに勝利した姿をイメージして、言わせて頂きます。


ヴィクトリー♡

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