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  • 執筆者の写真櫻井千姫

最近読んだ本まとめ

どうもこんばんは、千姫です。


最近TikTokを始めたのですが、


見ているのがほとんど中高生だからか、


全然動画が再生されません...


本の紹介、というのがそもそもニッチ過ぎるのかなぁ。


と思って、大好きな相対性理論の曲に合わせてロリィタで踊る動画とかもアップしてみたんですけど、なかなか再生されない。


それでも、編集の彰野くみかさんの生活が落ちつかれて、


youtube再開できるまでは当面、TikTokで本の紹介するつもりですけどね。


でもそろそろ手元にライト文芸がなくなってしまったので、普通の本しかない...


余計に再生数伸びなさそう汗


というわけで、最近読んだ本まとめです。




500ページにも及ぶ、気合の入った単公本。


ごく普通の大学生だった主人公が、入学直後、「ガチオタ」の先輩たちによって、オタク系のサークルに強制加入!


さらに、同じアパートに住む平和維持活動をしている少女と恋に落ちます。


最初は政治の話や、難しい言葉が多くて挫折しそうになりましたが


中盤からどんどん物語が大きく展開していき、最後の方はほぼ一気読み!


びっくりするような仕掛けが施されているのは、嶽本野ばらさんらしい技量。


自分も今の社会に疑問を抱きつつ、なんせ学がないのでニュースを見ても大した感想とか出て来ずにいたのですが


もう少し、真面目に生活しなきゃな。そんな事を思った一冊です。


長いけど、読んでよかった。



これは、いぬじゅんさんから頂いたサイン本です^^


先日発売されたばかりのスターツから出ている単行本で、登場人物たちがスタ文作家さんの名前になってるの!


もちろん、「桜井」さんも登場します。


遅刻癖のある亜弥は、学校では浮いた存在。


母親の仕事、父親にかかりきりのお父さんとも上手くいっていない。


唯一の趣味は、夜の繁華街を歩くこと。


そんな時、酔っ払いに絡まれてるところを助けてくれたリョウと知り合い、徐々に惹かれていきます。


「なんでも屋」である伊予さんの登場も、亜弥を大きく変えていきます。


こういう、「ライト不良」な女の子の成長物語、好きですねー。


あとがきでいぬじゅんさんが「自分の小説には珍しく登場人物が品行方正じゃない」と書かれてますが


自分も品行方正じゃないので、この主人公にはすごく感情移入できる。


そしていぬじゅんさんらしい、びっくりするような仕掛けも用意されています。


さすがいぬじゅんさん。ただの青春恋愛小説は書きませんね。


この本でも「いぬじゅんワールド」が存分に展開されています。



こちらは2014年に刊行された、「よしもとばなな」時代のばなな小説。


幼い頃、共に母親を自殺で失ったまこと嵯峨。


外国で特殊な生活をした二人は、幼馴染で、当たり前のようにカップルになります。


大学で演劇をやっているまこと、パン職人の嵯峨。


とても素敵なカップルなのに、まこは大切な人を失った喪失感から立ち直れず、子どもを求めるが、二人の間に赤ちゃんはなかなかやってこなくて...


吉本ばななさんらしい、「大事な人を失った痛み」と、その痛みを受け入れ、人が成長していく様を、ばななさんの瑞々しい筆致で描かれています。


夢のシーンとか、主人公にちょっと不思議な能力があることとか、全体に漂うスピリチュアルな雰囲気も、ばななさんらしくて素敵。


自殺で大切な人を失った人にとって、この本は救いになるのかもしれません。


いや、そんな経験をしていなくても、間違いなく心に刺さる本。


以上、最近読んだ三作品の紹介でした。


最近読書量が増えたのですが、我が家の小さな本棚に入りきらない...


惜しいのですが、そろそろ手放さないと、新しい本が入りきりません。


そして小説を書く事を生業とし、執筆優先の生活を送っていると


どうしても読書のペースが落ちる!!


自分の勉強のためにも本はたくさん読みたいのですが


一冊の本を読むのにどうしても、三週間か一ヵ月くらいはかかっちゃいます。


昔は二日に一冊くらい読んでたのに~!


買ったきりで読んでない本もたくさんあるのですが


それらを読み切るのは、もう少し先になりそうですね...


そして、忙しくて読む暇もないのに本屋さんに行きたくなる、という悪循環!


まぁ、読書の秋ですから、いいんですけど。


読書の秋といえば、「16歳の遺書」の最新話が今日更新されました。


毎週火・木・土更新なので


なるべく火曜と木曜と土曜は「16歳の遺書」の話をしようと思うんですが


今日のシーンでは、人生で一度も友だちが出来た事のない主人公の城野絆が


ついにクラスの中心的存在・徳川郁と遊びに行くことに!


クラスの「ぼっち」絆の闇を書くのは、いちばん病んでいた頃の自分と向き合わなきゃならなくて、


正直、しんどかったです。


でも、郁が存在感を増し、物語が加速していくにつれてどんどん書く方も楽しくなっていくんですが。


この小説は「春」「夏」「秋」「冬」の四章から構成されてるんですが、


いちばん読んでてツラい「春」が終わり、「夏」になると物語が青春小説らしいキラキラ感を帯びていくので


どうか前半の痛さに負けず、お付き合いいただければと思います。


それでは、都内ではコロナ第二波は少し落ち着いたような感じがしますが


まだまだ警戒は必要なので、今日も行きましょう。


人類がコロナに勝利した姿をイメージして!


ヴィクトリー♡

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