8月は二冊刊行！！

ブログではお久しぶりです。櫻井千姫です。

今回は改めてお知らせを...

8/20、集英社オレンジ文庫より「九十九里浜の海食堂かもめ亭」が発売されます。

イシヤマアズサさんによる表紙がとっても素敵な、櫻井千姫初のごはん小説です！

10年くらい前からずっと、ごはんもののお話書きたいな～と思っていて、長らく温めていた気持ちがようやく現実化しました！

表紙を見ていただくとわかる通り、千葉の九十九里浜を舞台にした、夏らしく、海辺の町を舞台にしたお話です。

失恋した女子高生、youtuber志望の男子大学生、悩める保育士、鬱になった青年、中学生の娘を持つお母さん、定年退職したおじいちゃん。

6人の人生が「かもめ亭」という九十九里浜の食堂を舞台に描かれます。

若い方からご年配の方まで、いろんな世代の方を主人公にしたお話なので、これまで私の作品を読んだことがない方も、ぜひお手に取って頂けたら嬉しいです！

そしてそして...7/28には、スターツ出版文庫から「行方不明の友人を探しています」が発売です。

表紙でわかるかと思いますが、直球ホラーです。

実は私、コロナの頃からyoutubeのホラー、都市伝説、事件系のチャンネルにハマってまして…

それでいて、スターツさんがモキュメンタリーコンテストを開催したので、「好き」を活かしたお話を書いてもいいのかなあと思い、担当さんに打診したらそのまま書籍化されてしまったという。

このお話の舞台になっているのは、私の故郷にある有名な心霊スポットです。

既にサイトの無料公開分を読まれた方は、「え、あそこですか？」と察した方も多いらしく。

大学生・坂口純の友人、宇佐美晴彦が廃墟化したラブホテル「地獄館」を訪れた後行方不明に。

彼を探す坂口は、地獄館にまつわる過去のおぞましい事件にたどり着く。

子どもを産んで殺した女子高生、自殺した風俗嬢、客に貢がせて殺されたキャバ嬢…

過去の起こったいくつもの悲惨な事件、その奥に潜む真相とは？？

スターツさんでこれはいいの？本当にいいの？てくらい人間の闇とか、男女の情念とかがこれでもかってくらい凝縮されていて、

しかも担当さんがノリノリで怖い演出を考えて下さったので、かなり思い入れのある本に仕上がりました。

本格ホラーは初なので、出すのドキドキなのですが...

怖いから、苦手な方は無理しないでね！って気持ちもあれば、やっぱりたくさんの方に読んでほしいというのが本音だったりもして。

なんか複雑な心境で告知しております(笑)

ホラーは書いていてすっごく楽しかったし、私の趣味に全フリしている作風だったりするので、また書きたいなーと思っており。

次に出す本もたぶん、ホラーになるかと思います！

ごはんものにホラーと、今までとまったく違うことをやりだしたな櫻井、と思われるかもしれませんが、

来年でデビュー15年ですけど、この15年で読書市場もずいぶん変わってしまい…

時代に合わせて作風も変えていかなきゃな、と思って、2025年の8月は転換点みたいな感じで、今までとがらっと違う感じのものを刊行させて頂く次第です。

どちらも今まで書いてきたものと違うので受け入れていただけるか不安なのですが、ぜひ書店さんでお見かけの際は、手に取っていただけると嬉しいです！

というわけで、このへんで終わります。

あなたの幸せを願って。ヴィクトリー♡